真清田神社は、神社の格式や等級を表す『社格』だと、尾張国の一之宮が真清田神社にあたり、三之宮が熱田神宮になります。ちなみに二之宮は大縣神社(おおあがたじんじゃ)(犬山市)です。愛知県一宮市の駅から徒歩10分ほどの場所で、日本三大七夕祭りの1つ「一宮七夕まつり」開催地としても有名な真清田神社の例祭『駒牽神事(こまひきしんじ)』をご紹介します。一宮駅は名古屋駅から電車で20分前後で行くことができ、日帰りにぴったりで十分楽しむことができますので、一度訪れてみてください。目の前を勢いよく走り抜ける馬の姿はおすすめですよ。(注:太平洋戦争後は社格制度は廃止となっています。)
「真清田神社」について
愛知県尾張の一之宮は真清田神社になります。天照大御神の孫にあたり邇邇芸命(ににぎのみこと)と兄弟の関係性を持つ天火明命(あめのほあかりのみこと)をご祭神とした古社です。創建時期については初代神武天皇期や10代崇神天皇期と諸説あり、歴史は古く数々の逸話もあることから、一宮市でおすすめの観光スポットとなっています。一宮駅から近く、駅を出て東に向かうと、アーケードがある本町商店街に出ます。本町商店街は、真清田神社の正面から南へ約500m続いているため容易にたどり着けて安心です。
名称 | 真清田神社 |
住所 | 愛知県一宮市真清田1丁目2番1号 |
ご祭神 | 天火明命 |
URL | http://www.masumida.or.jp/ |
駒牽神事 こまひきしんじ
4月の例大祭を春の桃花祭に対し、10月15日に行われる例祭を秋の駒牽神事として行われます。駒牽神事とは、4月の桃花祭への役馬を決定するもので、足並みや速さ、馬体の状態を本殿拝殿前から服織神社まで約100mの距離を3回駆け抜け検閲します。以前は数十頭も参加していた時期がありましたが、今回は15頭で行われました。
午後2時から始まる神事の前に、真清田神社正面の本町商店街を闊歩します。そして境内に設置した柵内を走るため、目の前で駆け抜ける姿に会場は興奮、走らず歩く姿には笑い声が響きわたりました。駒牽神事は約1時間ほどの行事です。
グルメ情報
KOREAN GARDEN
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麦の道 すぐれ
2019ミシュランガイド愛知・岐阜・三重に掲載された、つけ麺らーめん専門店
まとめ
動物園などで馬にふれあうのも楽しいですが、目の前を疾走する様子を見ると本当に興奮します。馬の力強い足で石が舞い、いななきの音は何度も心に響きます。今回の検閲により選出された馬たちは、春の例大祭・桃花祭に参加しますので、来年の4月が待ち遠しい気持ちでいっぱいです。桃花祭は毎年4月1日~3日の期間で開催され、神輿のパレードや鎧兜に身を包んだ騎馬、流鏑馬神事など伝統的な行事が行われます。みなさんにもぜひ、馬の雄姿をこの祭りで堪能していただきたいと思います。