今回は尾張四観音の1つで、2024年の恵方にあたる龍泉寺をご紹介したいと思います。尾張四観音とは、名古屋城築城の際に徳川家康の命により、甚目寺観音・荒子観音・笠寺観音・龍泉寺が尾張鎮護として定められました。どれも1000年以上の歴史を持つ古刹ばかりです。そして恵方とは、歳徳神がいらっしゃる場で最も良い方角とされており、2024年にその恵方にあたる龍泉寺へ一度ご参拝に訪れてみるのはいかがでしょうか。
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松洞山 龍泉寺
庄内川沿いに位置する龍泉寺は、ゆとりーとライン(バス)を利用し「竜泉寺口」で降車すれば、徒歩5分ほどで到着できます。駐車場も完備されていますので車でのアクセスも便利です。周辺には、小幡緑地や日本唯一のチベット寺院である強巴林(チャンバリン)や、愛知県充実施設ランキング1位の竜泉寺の湯もあります。
名称 | 松洞山 龍泉寺 |
所在地 | 名古屋市守山区竜泉寺1丁目902 |
御本尊 | 馬頭観音 |
創建 | 延暦年間(782~806年)と言われている。 |
URL | https://www.ryusenji.com/ |
歴史と背景
古文書「龍泉寺記」には、「その昔、伝教大師が熱田神宮に参篭中、龍神の御告げを受け、龍の住む多々羅池のほとりでお経を唱えると、龍が天に昇ると同時に馬頭観音が出現したので、これを本尊として祀った」という内容が記述されています。(龍泉寺HPより抜粋)伝教大師とは、平安時代初期天台宗の開祖最澄のことです。
見どころ
龍泉寺は見どころが多い!国の重量文化財に指定されている仁王門は室町時代のもと言われている歴史的建造物、大日如来像が祀られている多宝塔、織田信長の弟信行により築城されたと言われる龍泉寺城、龍泉寺城は宝物館として円空作の仏像も多数展示(日・祝日のみ開館)、その裏手には日本庭園や高台からの春日井の地を望む展望台などがあります。
最後に
最澄が開基と言われていますが空海が開基という説もあり、戦国期には桶狭間の戦いや小牧長久手の戦い時に軍事施設として利用された歴史がある龍泉寺です。辰(龍)にゆかりもあり、今年の恵方でもありますので近くにお立ち寄りの際は参拝してみてください。