現代ビジネスでPV10,000,000超えの話題の漫画をご存じでしょうか。名古屋で想定される被害をリアルに描かれた「南海トラフ巨大地震」を題材にした漫画で、今年8月講談社から発売されました。第1巻では南海トラフ巨大地震が発生し大津波警報が発令!物語の主人公は名古屋港にいたため、津波の押し寄せる緊迫なシーンが描かれています。今回は、少しでも災害に向けての準備のお手伝いができたらと思います。
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南海トラフ巨大地震とは?
南海トラフは、フィリピン海プレートとユーラシアプレートが静岡駿河湾から九州地方の沖合いまで潜り込んでいる海底の境界であり、これらのプレートが滑り込むことによって発生する地震が南海トラフ巨大地震と呼ばれます。政府がマグニチュード8~9クラスの地震発生率を、30年以内に70~80%と想定し、いつ起こっても不思議ではありません。そのため国や各自治体では対応・対策の準備を進めています。下記に各省庁の参考ページを添付していますのでご覧になってください。
名古屋市の動き
名古屋市では、南海トラフ巨大地震から命を守るために様々な対策を打ち出しています。①非常用発電機の確保②食料救助物資備蓄③耐震補強改修④避難所および施設所確保⑤輸送道路網整備⑥河川整備⑦医療救護など、そして名古屋港では港内での想定高さ約3.6mを想定した総延長7,593mの高潮防波堤が2017年設置完了しました。また、市内における事前避難対象地域や避難場所一覧、ハザードマップなどが名古屋市ホームページに掲載されています。ご自身のお住まい地域や仕事場、学校などを中心に是非確認してみて下さい。
名古屋市が作成した南海トラフ発生時の被害イメージ映像や副読本(映像の内容をまとめた小冊子)が下記のリンクより確認できます。
名古屋市港区には、防災体験ができる名古屋市港防災センターがあります。実際に体験してきましたので下記の記事も併せてご覧ください。
災害への備え
自然災害に対し、予測し備えをすることは不可欠です。計画的な避難準備・非常食の備蓄・地域との連携強化は、災害が発生した際に命を守る重要な手段です。安全な未来のために災害への備えを深めましょう。
話題にもなっている警視庁X(ツイッター)から多くの「いいね」を獲得した2点を抜粋して紹介します。簡単に準備できますので、ご参考にしてみてください。
まとめ
名古屋市に住んでいる私として、名古屋市を舞台にしたこの漫画はリアルな描写が印象的で、津波が迫ってくるシーンには不安を感じ、「どうしよう?」という思いが頭をよぎりました。しかし、災害に備えることで、事前に準備を整え、冷静な対応が可能だと思います。避難計画や非常食の備蓄などの事前対策は、心の準備も整え、安心感を生む一因となります。皆さんもこの機会に家庭内での再確認をしてみてはいかがでしょうか。