愛知県は喫茶店文化が盛んな土地であり、その中でも今回注目したのがマンガ喫茶です。独自の魅力で広がりを見せているインターネット・マンガ喫茶業界、マンガ喫茶の発祥地と言われている名古屋、今回はマンガ喫茶文化について探っていきます。
喫茶店のはじまり、発祥は?
喫茶店の発祥は、1888年明治の時代に東京上野で開店した「可否茶館」と言われています。当時はトランプやビリヤードなどの娯楽施設、新聞や書籍、シャワー室まで完備されたおり現在でいう「複合カフェ」の形態をとっていたようです。
複合カフェとは、インターネットサービスや漫画、ダーツやビリヤードなどのアミューズメントを備えたカフェのことで、マンガ喫茶もこれに含まれます。
豆知識①
4月13日は「喫茶店の日」です。可否茶館がオープンした日と言われています。
マンガ喫茶の発祥は?
マンガ喫茶は昭和50年代初めに登場し、その発祥とされる店舗は名古屋市名東区にあった「ザ・マガジン」と伝わっています。
当時から喫茶店が多かった名古屋では、競合他社との差別化を図るため、漫画好きの店主が店内に漫画を置き始めたことがきっかけとされていますが、沖縄県や高知県などでも自称する方がいるようで、確かな証拠はありません。
豆知識②
「インターネット・マンガ喫茶を発明したのは私です。」の著者田中千一氏はメガ複合カフェの生みの親です、と言っています。
マンガ喫茶ではなく、インターネットカフェです。この田中千一氏は、インターネットカフェ自遊空間を運営する(株)ランシステムの創業者です。良ければ一度ご覧になってください。
カフェと喫茶店の違いって?
大きく違うのは、営業許可証の違いとアルコール提供がOKかNGかです。
カフェは飲食店営業許可(アルコールOK)、喫茶は喫茶店営業許可(アルコールNG)になります。
飲食店営業許可よりも喫茶店営業許可は取得しやすさがあります。
喫茶店の中には、アルコールを提供している店舗もありますが、飲食店営業許可証を持っていれば問題ありません。注:2021年6月食品衛生法改正により、喫茶店営業は飲食店営業に統合
・インターネットカフェは、パソコンを利用してインターネットにアクセスできる飲食店
・マンガ喫茶は、マンガを数多く揃えている飲食店
・喫茶店は、コーヒーや紅茶などの飲み物、軽食などを提供する飲食店
現在では、様々なアミューズメントの複合施設が多く、法的にも飲食店営業許可に統合され、お店のコンセプトとお客様の目的にマッチした空間に足を運べることは、うれしいことです。
・地元の人達への出会いを求め喫茶店へ
・趣味や仕事が出来るカフェに
・昔の漫画や最新刊の情報誌を求めマンガ喫茶
・カクテル片手にダーツを楽しむネットカフェ
・眠れぬ夜でも24時間営業している複合カフェ
その時々の気分で選べるのも嬉しいですね。
名古屋で1番多いインターネット・マンガ喫茶
名古屋に1番多く店舗を構えるのは、名古屋市に本社がある「亜熱帯」です。
名古屋市に14店舗、愛知県では27店舗あります。
ちなみに全国に1番多くの店舗数を有する「快活クラブ」は、名古屋市に14店舗、愛知県では34店舗あります。
インターネット・マンガ喫茶亜熱帯の特徴
・料金設定が安く、愛知県最安値を目指している。
・アジアンリゾート作りの店舗で安らぎ空間を楽しめる。
・漫画や雑誌、カラオケやビリヤード、卓球やマージャンなど施設が充実。
・モーニングサービスはAM11時まで、ランチはPM3時までのゆとり。
・前払い料金制だが、超過しても自動で最安値プランに更新
など、その他にも様々なメリットがありますので、是非一度活用してみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
言葉だけでも、喫茶・漫画喫茶・ネットカフェなど呼び名はいろいろあります。
「コーヒーの歴史」と捉えると、江戸時代5代将軍綱吉のころに長崎に伝来していたと言われています。もし…伝来した長崎の出島にあるお茶屋で、外国人向けにコーヒーを出していたら喫茶店の始まりになり、そのお茶屋に異国の情報誌や絵画本がおいてあれば、マンガ喫茶発祥の地になっていたかもしれませんね。