愛知県犬山市に位置する尾張二宮の大縣神社は、訪れる人々を魅了する歴史と自然の宝庫です。この神社は、四季折々に美しい風景を映し出し、日本の伝統と文化を体験できます。観光スポットとしての魅力はもちろん、地元の人々にも愛され、数多くの参拝者を迎えています。犬山市には国宝の犬山城や歴史的な前方後円墳である青塚古墳などの名所もあり、大縣神社とともに訪れる価値のある観光地としておすすめです。名古屋からも近いですので、是非訪れてみてください。
大縣神社
愛知県犬山市に位置する大縣神社は、名鉄小牧線「楽田」駅から東へ徒歩約15分の距離にあります。名古屋から車で約40分程とアクセスも良く、神社の麓にある駐車場が利用可能です。鳥居の左手に駐車場があります。
大縣神社の創建は古く、伝承によれば第11代垂仁天皇の時代、紀元前3年に現在地に遷座されたとされています。尾張国二宮に数えられる古社で、旧社格は國幣中社にあたります。特に本殿は重要文化財に指定されており、見どころの1つです。
名称 | 大縣神社 |
所在地 | 愛知県犬山市字宮山3番地 |
御祭神 | 尾張開拓の祖神大縣大神 |
創建 | 紀元前3年(伝承) |
URL | http://ooagata.urdr.weblife.me/index.html |
見どころ 姫之宮
大縣神社の本殿の右手には、美しい朱塗りの社殿「姫之宮」が鎮座しています。この社殿には、御祭神の神裔玉姫命がご祭神として祀られています。玉姫命は建稲種命の妻であり、建稲種命の妹である宮簀媛命は、日本武尊の妻にあたります。隣接する開運招福ミニ鳥居くぐりは、合格・厄除け・良縁などご利益があるそうです。
見どころ 梅園
紅白340本のしだれ梅が集められ、毎年2月中旬より3月にかけて梅まつりが開催されます。
本宮社祭 7月行事
7月21日(日)18:30より本宮社祭
7月22日(月)9:00より鎮座祭
本宮山は「真霊山」とも呼ばれ、古くから尾張地域の人々に神聖視されてきました。山頂には本宮社があり、大縣大神の荒魂が祀られています。旧暦の6月16日に、本宮社祭が山頂で行われます。この祭りは、垂仁天皇27年の時代に大縣大神が本宮山から里宮へと移された出来事を伝える重要な神事であり、今年で2027回目を迎えるそうです。
最後に
大縣神社の境内を奥へ進むと、四季桜の杜や鯉のいる宮池など整備されたエリアに繋がります。澄んだ空気の中、静かで穏やかな時間を過ごすことができます。さらに奥へと進むと、大縣神社や姫之宮の奥宮へと続く約1時間ほどの山道があります。この道は所々険しい箇所もありますので、訪れる際には十分な準備をして登ることをおすすめします。