成海神社は、古くから地域の人々に親しまれてきた歴史ある神社です。主祭神として日本武尊を祀り、達磨塚や1000個以上のだるまが並ぶ光景など、見どころが豊富。さらに、入口にスロープが設置され、バリアフリー対応のトイレも完備されており、どなたでも参拝しやすい環境が整っています。また、この周辺は桶狭間の戦いで知られる鳴海城跡や丹下砦跡などの歴史スポットでもあります。今回は、名古屋市緑区の成海神社をご紹介します!
成海神社とは
アクセス
名古屋鉄道名古屋本線「鳴海」駅から鳴海街道を北へ徒歩約10分の場所にあります。この周辺は、桶狭間の戦いで知られる鳴海城跡や丹下砦跡が点在し、歴史散策を楽しみながら神社へ向かうことができます。また、大型の駐車場も完備されているので、車でのアクセスも便利です。
歴史的背景や由縁など
成海神社は朱鳥元年(686年)に創建され、当初は扇川沿いの天神山に鎮座していました。この地は中世の東海道沿いにあり、満潮時には鳴海潟と呼ばれる干潟となりました。日本武尊の御歌が伝わる天神社があり、火高(現在の大高)へ船で渡った伝承もあります。
室町時代の応永年間(1394〜1528)には、鳴海城築城に伴い、成海神社は現在の乙子山に移されました。明治元年には明治天皇の勅使が訪れ、奉幣の儀が執り行われました。昭和16年には県社に昇格し、現在も地域に根付いた神社として親しまれています。
かつて熱田神宮の東に位置することから「東宮大明神」とも称され、1300年以上にわたり人々の心の拠り所として親しまれてきました。
成海神社の概要
名称 | 成海神社 |
所在地 | 名古屋市緑区鳴海町乙子山85 |
御祭神 | 日本武尊 |
創建 | 686年 |
URL | https://narumi-jinja.or.jp/ |
最後に
成海神社を訪れると、まず目を引くのが1000個以上並ぶだるまです。これらは毎年、節分祭や厄払いで祈願した人々に配られるもので、筆で目を入れるため一つひとつ表情が異なるのが特徴です。一年後、願いが成就した際にはもう片方の目を入れ、神社に戻します。次回訪れる際には、ぜひあなたも祈願してみてはいかがでしょうか。