とにかく忙しい12月…日本の行事の一つである年末の大掃除は正直言って大変です。普段からこまめに掃除をしている方でも細かな部分までやろうと思うと一苦労だと思います。忘年会やクリスマス、年末セールにお正月準備など、行事ごとが多い上に、仕事も忙しい時期でもあります。しかし、今年の厄払い、そして来年のパワースポットは我が家からと思えば気分も上がると思います!気持ちよく年神様に来ていただき、皆さん良い年を迎えましょう!
年末大掃除の歴史と由来
年末大掃除は12月13日からはじめ、12月28日までに終わらせるのが慣習です。12月13日は江戸時代中期ごろまで使用されていた宣明暦の「鬼宿日」に当たり、婚礼以外の全ての事に吉とされ、年神様を迎えるのにふさわしい日とされています。そのため13日は「正月事始め」として、「煤払い(すすはらい)」・「松迎え」などお正月の準備にとりかかる日とされているからです。
「煤払い」の歴史は古く、平安時代の宮中で始まったとされます。現代の掃除の意味合いに加え、豊穣祈願の儀式でもあったとされ、905年に醍醐天皇の命により藤原時平や藤原忠平が編纂に当たった『延喜式』には、「煤払い」の手順が詳しく書かれているようです。その後鎌倉以降の室町時代には、神社仏閣を中心に禅宗の修行の一貫として広がり、江戸時代になり庶民の習慣となったと言われています。
年末大掃除をしてはダメな日がある?
一年の感謝を込めての大掃除、年神様を気持ち良くお迎えしたいといった気持ちがあっても、下記の日程での大掃除は良くないそうです。気になる方は28日までに終えられるのがベストかもしれません。
12月29日
古く日本では「9」が「苦」に繋がるとして良くないと考えられています。大掃除を含めて門松やしめ縄などのお正月に向けた準備は、29日は避たほうが良いそうです。
12月31日
大晦日は神様を迎える日と考えられており、大掃除を控えた方が良い日と言われています。また、この日にする正月飾りも一夜飾りと言われあまり好ましくないそうです。
1 月1 日
元日は、福を運んでくる年神様を掃き出してしまうことから良くないと考えられています。
便利な大掃除チェックリスト!
何かと忙しい12月、大掃除の習慣とはいえ実際にどこまで出来るのか?何から始めようか?効率よく大掃除を進めるために、日程と掃除箇所をリスト化することが大事になります。いつもの掃除箇所だけではなく、一年の厄払い/新しい運気を迎えるために頑張りましょう。
便利なチェックリスト
部屋ごとに掃除する箇所をリストアップしてあり、掃除する予定日や家族と一緒に住んでいる方は担当者を書き込む欄もあるのでとっても便利だと思います!
さらに…もっとも重要と言っても良いのがゴミの収集日!自治体から配られているものもあると思いますが、リストの下の方に書き込む場所がありますので、家族で共有できます。
名古屋市の収集日確認
名古屋市の収集日にいては、各区ごとに下のページにて調べることが出来ます。
名古屋市提供【資源・ごみ分別アプリ】
複雑なゴミの分別方法や、収集日をお知らせしてくれる機能のついたアプリもあります。8言語に対応しています。
どうしても困った時はプロにお願いするのもあり!
どうしても12月は忙しくなりがちです。大掃除をする時間を取れない方も多いと思います。そんな時は無理をせずにプロにお願いするのも良いのではないでしょうか。すべてをお願いすると費用も大変なので、オススメなのはキッチンやお風呂、エアコン掃除など部分的にお願いすることで費用も時間も節約できます。名古屋市内でも依頼できるお店を二つ紹介しておきます。年末はどうしても混雑するので早めの予約がおすすめです。
お掃除マスター
24時間365日電話対応していて、見積も無料です。
イオングループのカジタク
掃除代行スポットプランでは、120分〜希望の箇所を掃除してくれます。
最後に
チェックリストは本当に便利です。せっかく掃除したのに収集日が過ぎていたら残念な気持ちになるので是非とも活用してみて下さい。最後になりますが、大掃除で体調を崩しては本末転倒です。ほこりを吸わないようにマスクをしたり、暖かい服装で健康にも気をつけながら大掃除頑張りましょう!