「總持寺 世界禅Challenge」は「人種や性別、年齢や国籍を超え、全世界が坐禅を通してひとつになる」ことを目的とするプロジェクトです。2023年11月から7ヶ月に渡り全国8都市を巡る坐禅体験イベントを行っており、2024年3月3日には名古屋市千種区の正法寺にて行われます。今回は、このイベントと曹洞宗ついても少し書きたいと思います。
總持寺 世界禅Challengeとは?
總持寺 世界禅Challengeとは、曹洞宗大本山總持寺の太祖、瑩山禅師700回大遠忌の特別企画として実施している、人種や差別、年齢や国籍を超えて「坐禅を通じてひとつになる」プロジェクトのことです。
愛知での開催は、2024年3月3日(日)13:30から名古屋市千種区の「正法寺 愛知専門尼僧堂」にて行われます。坐禅体験はもちろん、法話やクイズ、希望者は警策※や写経なども体験できます。参加者には全員、参加記念御朱印をいただけます。イベントへの参加は無料ですが、事前にイベント公式サイトより参加申し込みが必要となりますのでご注意ください。
※警策:曹洞宗では「きょうさく」と呼び、坐禅のときに修行者の肩を打つための棒のことです。
JFN系列のFM38局で放送中のラジオ番組「ONE MORINING」では、毎月第3月曜日の8:10から「NEW TREND ONE supported by 總持寺 世界禅Challenge」を放送しており、各会場に各地のパーソナリティがゲストとして登壇します。今回は、FM AICHI 「DAYDREAM MAGIC」パーソナリティの吉川朋江さんが参加します。
イベントの概要
名称 | 總持寺 世界禅Challenge in 愛知 |
日時 | 2024年3月3日(日) 13:30~16:00頃(予定) |
開催場所 | 正法寺 愛知専門尼僧堂 本堂 |
住所 | 名古屋市千種区城山町1丁目80 |
URL | https://zen-in-one.jp |
曹洞宗と只管打坐
曹洞宗
曹洞宗とは、臨済宗・黄檗宗などと同じ禅宗の一つです。
鎌倉時代に中国へ渡り修行をし「曹洞宗」を日本へ伝えた「道元禅師」と、その教えを広める基礎をつくった「螢山禅師」を両祖としています。そのため曹洞宗には大本山が二つあり、ひとつは道元禅師が開いた「大本山 永平寺」。もう一つは、今回の主催でもある螢山禅師が開いた「大本山 總持寺」です。
只管打坐
曹洞宗の教えの根幹ともいえるのが『坐禅』です。お釈迦さまは、苦行しても悟りを開けないことに気がつき、最後は座禅をすることで悟りを開きました。
曹洞宗の坐禅は『只管打坐』、ただひたすらに坐ることを言います。何か目的をもって坐るのではなく、坐禅をする姿そのものが「仏の姿」であり、「悟りの姿」であるとされています。
まとめ
「總持寺 世界禅Challenge」は「人種や性別、年齢や国籍を超え、全世界が坐禅を通してひとつになる」ことを目的にしていて、本当に素晴らしい取り組みだと思います。私も精神的に疲れた時にたまに坐禅をすることがありますが、心が穏やかになり何かすっきりとします。本物の坐禅に触れる事ができるので、坐禅に興味はあるけど「方法が分からない」って方にもおすすめなイベントだと思います。
出典:PRTIMES