愛知県のお稲荷さんと言えば、日本三大稲荷の一つとして知られる豊川市の豊川稲荷が挙げられます。多くの方が「お稲荷さん」を祀る神社だと思いがちですが、実際には曹洞宗のお寺です。豊川市の観光スポットとして常にランキング1位を誇り、商売繁盛のご利益があるとされるこの名所には、毎年多くの参拝者が訪れます。豊川市を訪れる際には、ぜひ一度豊川稲荷を参拝して、その魅力を体感してみてください。
豊川稲荷
アクセス
名鉄「豊川稲荷」駅で下車、徒歩5分ほどで豊川稲荷(正式名称:妙厳寺)です。駅前通りや豊川稲荷表参道を歩きながら、地元の美味しい食べ物やご当地グルメ「豊川いなり寿司」を楽しむのも一つの醍醐味です。車で訪れる場合は、名古屋から約1時間ほどのドライブで到着します。豊川稲荷には大駐車場や臨時駐車場が用意されていますが、駐車スペースには限りがあるため、混雑時には注意が必要です。
名称 | 円福山 妙厳寺 |
所在地 | 愛知県豊川市豊川町1番地 |
御本尊 | 御本尊 千手観世音菩 鎮守 豊川吒枳尼眞天 |
創建 | 1441年 |
URL | https://www.toyokawainari.jp/ |
見どころなど
歴代の武将から信仰を集めてきた豊川稲荷は、室町時代の1441年、寒厳禅師六代目のお弟子である東海義易禅師が、豊川の地で妙厳寺を開創し、寒厳禅師伝来の千手観世音菩薩を本尊として、寒厳禅師自ら作った豊川吒枳尼眞天(とよかわだきにしんてん)像を山門の守護神として祀りました。
東海屈指の霊場である妙厳寺境内はとても広く見どころ満載です!4km以上の遠方まで響き渡らせる鐘楼堂、今川義元が寄進した山門、有栖川宮家より「豊川閣」の大額が下賜され掲揚されている大本殿、約1,000体の狐石像が並ぶ霊狐塚など、堂塔伽藍は90余にも及びます。
最後に
豊川稲荷は、NHKの「ゆく年くる年」で除夜の鐘の中継場所として何度も放映されるほど全国的に知られている寺院です。また、境内では期間限定で幻想的なライトアップも楽しむことができます。さらに、2030年には100年ぶりに吒枳尼真天の御開帳が計画されています。この特別な機会に、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。