秋が訪れると、愛知県犬山市の国宝・犬山城は紅葉に彩られ、歴史ある城と鮮やかな紅葉の美しい風景が広がります。本記事では、国宝犬山城の魅力や紅葉の見どころに加え、訪れた際に楽しみたい針綱神社と三光稲荷神社の見どころもご紹介し、心安らぐひとときをお届けします。紅葉の見頃は例年11月下旬から12月上旬です。
国宝犬山城
アクセス
犬山城へは、名鉄犬山線または名鉄各務ヶ原線の「犬山遊園」駅から徒歩20分ほどでアクセスできます。城下町を散策しながら犬山城へ向かうなら、「犬山」駅で下車すると便利です。名古屋駅から約30分と、日帰り観光にも最適なアクセスです。
歴史的背景
犬山城は1537年、織田信長の叔父・織田信康が木之下城から城郭を移したことが起源です。木曽川沿いの山上に位置し、戦国時代には重要な拠点となりました。城主は、信長の叔父である信康やその子信清、家臣の池田恒興などが入れ替わることが多かったものの、1617年に尾張徳川家の重臣・成瀬正成が城主になると、以後幕末まで成瀬家が城主を務めました。
国宝犬山城の概要
名称 | 国宝犬山城(別名:白帝城) |
所在地 | 愛知県犬山市犬山北古券65-2 |
築城 | 1537年 |
城郭構造 | 望楼型 三重四階地下二階 |
犬山城URL | https://inuyama-castle.jp/ |
針綱神社
尾張五社のひとつである針綱神社は、延喜式神名帳に式内社として記載され、東海鎮護や五穀豊饒、厄除、安産の神として古くから士農工商に崇敬されてきた神社です。1537年に織田信長の叔父・織田信康公が社地を犬山の白山平に移し、その後、慶長11年に名栗町へ遷座され、以降は犬山城主成瀬氏の祈願所として歴史を重ね、現在も国指定無形民俗文化財である犬山祭の祭礼が行われています。
名称 | 針綱神社 |
鎮座地 | 愛知県犬山市大字犬山字北古券65-1 |
ご祭神 | 尾治針名根連命 |
URL | https://www.haritsunajinja.com/ |
三光稲荷神社
三光稲荷神社は、犬山城の麓に位置し、織田信長の叔父・織田信康公や犬山城主成瀬家の守護神として崇拝され、昭和39年に現在の地に移築されて以来、天下泰平、五穀豊穣、商売繁昌、交通安全の御神徳を仰ぎ、多くの参拝客で賑わい、特にピンクのハート絵馬が女性に人気を集めています。また愛知県でも数少ない銭洗稲荷神社も賑わいます。
名称 | 三光稲荷神社 |
鎮座地 | 愛知県犬山市北古券41-1 |
ご祭神 | 宇迦御魂大神 |
最後に
見どころ豊富な犬山市には、今回ご紹介した場所以外にも「犬山遊園」駅東側にある大本山成田山名古屋別院大聖寺や日本モンキーパーク、さらにタイム誌で【世界で最も素晴らしい場所】に選ばれたホテルインディゴ犬山有楽苑など、1日では回りきれない観光スポットが充実していますので、愛知県を訪れた際にはぜひ犬山市観光を検討してみてください。