7月7日は七夕。織姫と彦星が年に一度出会えるというロマンチックな夜に、星に願いを込めて過ごす方も多いのではないでしょうか。そんな七夕の日にぴったりなのが、名古屋市内にある「多奈波太神社」と「星神社」。どちらも“星”や“たなばた”にゆかりのある神社で、願いごとをするのにぴったりのスポットです。
さらに、名古屋市内では「大曽根七夕まつり」(7月25日~27日)や「円頓寺七夕まつり」(7月30日~8月3日)など、華やかな七夕イベントも開催予定。色とりどりの七夕飾りやにぎやかな屋台、ステージイベントなど、夏の夜を彩る楽しいひとときを過ごせます。
今年の七夕は、神社で静かに願いを届けたあと、街の七夕まつりにも足を運んで、心に残る一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
七夕とは?
七夕は、7月7日に行われる日本の伝統行事で、織姫と彦星が年に一度、天の川を渡って出会うという中国の伝説「七夕伝説」に由来します。織物の織姫と牛飼いの彦星が結婚後に怠けてしまい、天帝によって天の川の両岸に引き離され、年に一度だけ再会を許されたというお話です。
この伝説とともに、「乞巧奠(きっこうでん)」という行事は、中国から伝わってきた風習で、織姫にあやかり、手芸や芸ごとが上手になりますようにと願うものでした。奈良時代には日本にも伝わり、当時の宮中では、梶の葉に和歌を書いてお星さまに願いごとをするという、風情ある習わしが行われていました。
日本には昔から「棚機(たなばた)つ女」という伝承があり、水辺にある織り小屋で、神さまに捧げる布を一生懸命に織る、清らかな乙女の姿が描かれていました。こうした日本ならではの信仰が、中国から伝わった星の伝説や儀式と結びつき、『七夕(たなばた)』という読み方や行事のかたちが生まれたとされています。
江戸時代になると、七夕は「五節句」のひとつとして、町の人たちの間にも広く親しまれるようになりました。このころから、短冊に願いごとを書いて笹に飾る風習が広まり、今でもその形が残っています。笹や竹は、昔から神さまが宿ると信じられてきた植物で、空に向かってまっすぐ伸びるその姿が、願いを天まで届けてくれるように感じられたのです。
七夕にまつわる神社
名古屋市には、七夕伝説にゆかりのある「星神社」と「多奈波太神社」があります。どちらも願いごとにぴったりの神社で、七夕の日に訪れてみたくなるスポットです。
星神社
名称 | 星神社 |
所在地 | 名古屋市西区上小田井1丁目172番地 |
御祭神 | 大己貴命 |
創建 | 不明(延喜式神明帳記載) |
URL | https://hoshijinjya.com/ |

多奈波太神社
名称 | 多奈波太神社 |
所在地 | 名古屋市北区金城4丁目13−16 |
御祭神 | 天之多奈波太姫命 天照皇大神 応神天皇 大山津見命 大己貴命 素盞嗚神 |
創建 | 不明 (延喜式神名帳には記載) |
URL | ー |

名古屋の七夕まつり
名古屋市では夏の風物詩「大曽根七夕まつり」や「円頓寺七夕まつり」が開催されます。華やかな飾りや屋台が楽しめるので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
大曽根七夕まつり
開催時期 | 2025年7月25日~28日 |
開催時間 | 12:00~21:00(雨天決行) |
開催場所 | 大曾根商店街 |
URL | https://ozone-mall.com/ |
円頓寺七夕まつり
開催時期 | 2025年7月30日~8月3日 |
開催時間 | 各日昼頃~21:00 |
開催場所 | 円頓寺商店街 |
URL | https://endojishotengai.com/event/2949.html |
