高座結御子神社|尾張氏の祖神を祀る、熱田神宮の摂社

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名古屋市にある高座結御子神社は、尾張氏の祖神を祀る古社として知られ、熱田神宮の境外摂社としても重要な役割を果たしています。歴史と信仰が深く根付いたこの場所は、織田信長による寄進や蜂須賀家による修理、江戸時代の造営修理などが行われてきました。熱田神宮からも近く、子育ての守り神としても有名ですので、ぜひご家族で一緒に参拝してみてはいかがでしょうか。

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高座結御子神社とは

アクセス

名古屋市地下鉄名城線「西高蔵」駅から徒歩約2分、また、JR・名鉄・地下鉄の総合駅である「金山」駅からも徒歩約15分の距離に位置しています。7世紀頃に築かれたとされる古墳群「高蔵遺跡」や高蔵公園の南隣にあり、駐車場は南側の鳥居をくぐった御神井の横、そして反対側に参拝者専用のスペースがあります。御神井とは、古くから「虫の気」を封じ、夏病みを防ぐと信じられている井戸がある社です。

歴史的背景や由縁

高座結御子神社は名神大社で、熱田神宮の境外摂社です。尾張の祖神を祀り、この地域の鎮守神・産土神として「高座さま」と親しまれ、篤く信仰されています。創建時期は不明ですが、伝承では天武天皇期に創建されたとも、熱田神宮本宮と同時期に創建されたとも。社の表札にはご祭神として饒速日命の御子である高倉下命と記されており、饒速日命の父は天忍穂耳尊、尾張一宮真清田神社のご祭神である天火明命の父にあたります。

高蔵地域には高蔵貝塚や高蔵古墳群など弥生/古墳時代にかけての遺跡が多く存在し、この高蔵遺跡は、東西約500メートル・南北約700メートルにわたる大規模なもので、愛知県三大古墳の断夫山古墳や白鳥古墳(ともに名古屋市)などの首長墓造営に直接関与した集団の遺跡とも言われています。

高座稲荷社

豊臣秀吉が幼少期に、母親に連れられて境内の高座稲荷社で立身出世を祈願したと伝えられており、そのため「太閤出世稲荷」とも呼ばれています。

高座結御子神社の概要

名称高座結御子神社
所在地名古屋市熱田区高蔵町9−9
御祭神高倉下命
創建熱田神宮とほぼ同年とされる
URLhttps://www.atsutajingu.or.jp/jingu/about/yukari/yukari_detail02.html

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