織田信長が「桶狭間の戦い」の勝利を祈願し、「敦盛」を舞ったと伝わる日置神社。戦国ロマンあふれるこの神社には、かつて信長が感謝を込めて1000本の松を植えたという伝承も残ります。この記事では、日置神社の歴史や見どころに加え、周辺に点在する歴史スポットや、参拝後に立ち寄りたいおすすめグルメもご紹介。歴史と味をめぐる散策に出かけてみませんか?
信長も舞った歴史の舞台|日置神社に残る戦国の記憶
日置神社は、1560年に織田信長が今川義元との「桶狭間の戦い」の前に戦勝祈願をしたとされる由緒ある神社です。信長といえば、戦の前に舞った「敦盛」で知られています。これは、能や歌舞伎の原型とされる幸若舞(こうわかまい)の一つで、信長は日置神社でも出陣前に「人間五十年、下天の内をくらぶれば、夢幻のごとくなり」と舞い歌ったと伝えられています。
信長は見事に勝利を収めた後、その感謝の印として境内に1000本の松を植えたと伝えられていますが、残念ながらその最後の1本も1896年(明治29年)に枯れてしまいました。
創建の時期は明らかではないものの、927年に編纂された「延喜式」神名帳には「尾張国愛智郡日置神社」と記載されており、少なくとも平安時代にはすでに存在していたことがわかります。
基本情報
名称 | 日置神社(ひおきじんじゃ) |
鎮座地 | 〒460-0016 愛知県名古屋市中区橘一丁目3番21号 |
創建 | 不明 |
御祭神 | 天太玉命(あめのふとだまのみこと) 品陀和気命(ほむだわけのみこと) 天照皇大神(あまてらすすめおおかみ) |
神使 | 狛狐・狛犬 |
例祭 | 10月15日 |
史跡指定 | |
現存 | 椨(たぶ)の木などの御神木 力石(左側:240kg 右側:180kg) |
境内社 | 廣富稲荷社・大黒恵比寿社・日置龍神社・橘社・津島社・熱田社・秋葉社 |
御祭神
天太玉命(あめのふとだまのみこと)
天岩戸から天照皇大神を出すための作戦を占った神様です。
天孫降臨の時には、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に従い地上に降り立ちます。
品陀和気命(ほむだわけのみこと)
第15代応神天皇と言われ、八幡神である武運の神様です。
天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
神々が住われる高天原の主神、女神様です。
近隣のおすすめ歴史スポット
日置神社の周辺には、お城好きな方も足を運ぶ価値ありです。
日置城跡
日置神社から北西に徒歩9分[map]
埋蔵文化財包蔵地となっている日置城跡地があります。樹齢1000年以上の大楠を御神体とした雲龍神社跡地もあり、信長が戦勝祈願したとも伝わっています。
古渡城跡
日置神社から南東へ徒歩6分[map]
真宗大谷派の名古屋別院は、名古屋でも有数の壮大さを誇る寺院です。織田信長の父・信秀により築城された古渡城跡地でもあり、信長が元服した地でもあります。
おすすめグルメ
どこを見ても映える!その名も『おにぎりやさん』


週に3日しか営業していないテイクアウト専門のおにぎりやさん。おにぎりはもちろんお茶もとてもオススメです!お店の中はどこを見てもかわいい雰囲気でした☺︎
店名 | おにぎりやさん |
住所 | 愛知県名古屋市中区橘1-17-28 日置ビル1F |
電話番号 | 052-887-4551 |
公式サイト | https://onigiriyasan.net |


