どんこ競馬場から移転
令和4年までは、名古屋市の港区で開催されていた名古屋競馬場。名古屋駅からも車で15分ほどの距離にあり、昭和24年6月から令和4年3月11日までの73年間、地元の人々から「どんこ」と呼ばれ親しまれてきました。
開催最終日の3月11日には新旧多くのファンが駆けつけ、特に昔から通っている常連のおじさまたちは、「弥富は遠くなるから行けなくなっちゃうなぁ」「俺はバスが出るから変わらず行くよ」などそれぞれの想いを口にしながら「どんこ競馬場」との別れを惜しんでいました。
新しく弥富市にできた「名古屋競馬場」
名古屋競馬場は、令和4年3月22日に弥富市に移転した名古屋競馬場で開場式と模擬レースを開催し、同年4月8日に競馬場を弥富トレーニングセンターへ移転し、ついに開場しました。
名称 | 名古屋競馬場 |
住所 | 愛知県弥富市駒野町1番地 愛知県競馬組合 |
TEL | 0570-007-221 |
公式サイト | 金シャチけいばNAGOYA |
新しくなった名古屋競馬場の特徴|スタンド
スタンドはモダンな地上3階建てで、座席はゆとりを持って設置され、客席数は574席とコンパクトに生まれ変わりました。
新しくなった名古屋競馬場の特徴|コース
・コースは旧競馬場より約80メートル長い1周1180メートルになり、直線は194メートルから地方競馬では西日本一長い240メートルに延びたのが一番の特徴です。
・コースのもう一つの特徴は、最終コーナーがスパイラルコーナーを採用し、スピードに乗ったまま最後の直線を向かえられるのも新しい特徴と言えます。
「コーナーが緩やかになってスムーズ。癖がないコースで幅員が広がって直線も長い。乗っていて開放感を感じるね」
岡部誠騎手
新しくなった名古屋競馬場の特徴|パドック
旧名古屋競馬場よりもひとまわり大きくなったパドックからスタンド内部を通ってコースに入るようになっていて、その様子をファンがスタンドから観覧できるのも新競馬場の売りの一つです。
新しくなった名古屋競馬場の特徴|ナイター競馬の実施
東海地方の競馬場になかった新しい魅力が、ナイター競馬の実施です。ナイターの開催自体は多くはありませんが、仕事終わりにも競馬が楽しめるのも嬉しいですね!
金シャチけいばNAGOYA(名古屋競馬)の魅力
まず挙げられる魅力は、臨場感!
なんと言っても距離が近いこと!コースにしてもパドックにしても手が届くくらいの距離で見られます。
特にレースの臨場感は迫力満点で、最後の直線でゴールに向かって走ってくる時の馬の足音は、是非一度現地で聞いて欲しいです!パドックも中央競馬と違い距離が近いので馬の大きさや筋肉を間近で感じられ、騎手の表情もしっかりと見て取れます。大きなレースも開催されるので、武豊ジョッキーや藤田奈々子ジョッキーなども間近で見ることができるのでおすすめです。
馬券が当たりやすい!?
金シャチけいばNAGOYAでは、1レース10頭前後の馬が出走します。中央競馬だと15頭前後が走るので、頭数が少ない分当たりやすいんです!その分配当も高くはつきませんが、100円買うだけでも十分楽しめるのが競馬のいいところだと思います。
グルメ
スタンド棟の2階にある「めしやん金シャチ店」では、ラーメンやカレーはもちろんなんですが、どて飯、きしめん、味噌カツといった名古屋メシも楽しめます。名古屋人が食べても美味しかったです!
さらに、イベント広場には様々なキッチンカーも登場するので、こちらも楽しみの一つです。
まとめ
「どんこ競馬場」から移転が決まった時には、「もう行かないかな〜」と思いましたが、新しくなった”弥富の名古屋競馬場”へ一度行ってみたら、その魅力にも非常に満足で、結果的には何度も訪れています(笑)
少しでも皆さんに魅力が伝わって、新しくなった名古屋競馬場へ足を運んでいただけたら嬉しいです!
余談ですが…
旧名古屋競馬場にいたポテトとチップですが、新名古屋競馬場にお引越ししてました!!