名古屋市にある熱田神宮。その静謐な境内には、歴史の面影を今に伝える名古屋最古の石橋「二十五丁橋」があります。この橋の名を冠した尾張銘菓『二十五丁橋』をご存じでしょうか?歴史深い石橋と、その魅力を形にした地元の逸品。今回は、この二つを通じて味わえる名古屋の文化と伝統をご紹介します。観光のお土産にもおすすめの銘菓、ぜひチェックしてみてください。
二十五丁橋とは


尾張の名所を描いた「尾張名所図会」や、地元の民謡「名古屋甚句」にも登場する歴史ある石橋、「二十五丁橋」。名前の由来は、25枚の板石が並べられていることからきています。また、西行法師がこの橋で休息を取ったという伝説も伝わっています。
アクセス
名古屋駅から熱田神宮の最寄り駅「神宮前駅」までは、名鉄名古屋本線を利用すれば乗り換えなしでアクセス可能です。名鉄名古屋駅からわずか2駅、乗車時間は約6分。神宮前駅から熱田神宮へは徒歩で行くことができます。
二十五丁橋は、熱田神宮の東鳥居をくぐり、参道を進んだ突き当たりにあります。近くには宮きしめん神宮店や南神池があり、風情ある景色が広がっています。
熱田神宮の概要
名称 | 熱田神宮 |
所在地 | 名古屋市熱田区神宮1丁目1-1 |
御祭神 | 熱田大神 |
創建 | 景行天皇43年 |
URL | https://atsutajingu.or.jp/jingu/ |
尾張銘菓『二十五丁橋』


尾張銘菓『二十五丁橋』は、名古屋の熱田神宮にある歴史的な石橋「二十五丁橋」にちなんで名付けられた和菓子です。伝統的な製法で作られたこの銘菓は、上品な甘さと風味豊かな餡を特徴とし、地元の味を楽しめる逸品の最中です。その名前に込められた歴史的背景と共に、名古屋観光のお土産としても人気を集めています。
アクセス
名古屋市営地下鉄名城線の「熱田神宮伝馬町」が最寄り駅です。名古屋駅からは東山線を利用して栄駅で乗り換えし「熱田神宮伝馬町」下車後徒歩約3分、もしくは名鉄名古屋本線を利用し「神宮前駅」下車後徒歩約15分の立地にあります。
亀谷芳広の概要
亀屋芳広は、1949年に熱田神宮の門前町で創業した和菓子店です。尾張名古屋で愛される菓子店を目指し、その志は現在も受け継がれています。「あんこの番人」と称される職人たちが手掛ける「車楽」や「不老柿」などの尾張銘菓は多くの人々に親しまれています。また、名古屋最古の石橋である「二十五丁橋」を模した銘菓「二十五丁橋」は、板石をイメージした最中の皮と、風味豊かな北海道産小豆の餡を組み合わせた手作りの最中です。地域の歴史や文化を大切にし、地元の皆様に愛されるお菓子作りを続けています。
企業 | 株式会社 亀谷芳広 |
所在地 | 名古屋市熱田区伝馬1-4-7 |
TEL | 052-682-0025 |
URL | https://www.kameya-yoshihiro.co.jp/ |
最後に
歴史の趣を今に伝える二十五丁橋と、その名を冠した尾張銘菓『二十五丁橋』。橋の歴史的価値を感じながら、地元の職人技が光る味わい深い和菓子を楽しむことで、名古屋ならではの文化と伝統を堪能できます。熱田神宮を訪れた際には、ぜひお楽しみください。
