浮世絵&動き出す浮世絵展って??
浮世絵は日本の伝統的な美術の一つで、江戸時代から明治時代にかけて庶民の娯楽として広まりました。しかし、浮世絵は単なる絵画ではありません。浮世絵は、当時の人々の暮らしや文化、風俗、流行、歴史などを映し出す鏡でもあります。浮世絵は、日本の精神や感性を表現する芸術でもあります。
そんな浮世絵を、現代の技術で新たに再現するイベントが開催されます。それが「空間体感!動き出す浮世絵展 NAGOYA」です。このイベントでは、世界的な浮世絵師の作品300点以上をもとに、3DCGアニメーションやプロジェクションマッピングを駆使して大人から子どもまで楽しめるグラフィカルなデジタルアート作品として描きます。6つの立体映像空間で浮世絵の世界に没入できる体感型デジタルアートミュージアムをいち早くレビューします!
実際に行って感じた感想
まずはひと言で言うと、『美しい』この言葉に尽きると思います。日本の色彩の美しさを表現した浮世絵を、3次元の空間に落とし込んであるので、まるで浮世絵の中にいるよう感覚。さらに空間によっては日本庭園にいて四季の美しさを、浮世絵というフィルターを通して感じられるゾーンなどもあり、本当に感動しました。筆者もそうですが知識がない人間でもシンプルに美しさを感じられるので、浮世に馴染みのない人でも好きになるきっかけになるかもしれません!
言葉では上手く伝わらないと思うので、動画を制作してみました。よかったら観てください。
撮影はiphoneにて。
ロゴマーク及びブログのタイトル画像は、PR TIMESさんより引用。
6つの空間+触って楽しめる1つの空間構成!
彩
古来より愛される花、彩り豊かな詩情に富む花鳥画の世界を眺める。
浮世絵展第四幕のテーマは「彩」。
自然の中のありのままの姿を描いた浮世絵花鳥画から、四季の移ろいを愛しみ、美しさを見出してきた人々の自然観を感じる空間。
豪
作品に圧倒的なエネルギーを込めた、強烈なパワーを発する。豪傑の共演浮世絵展第八幕のテーマは「豪」。歌川国芳の水滸伝シリーズをはじめとする、武者絵や相撲を題材にした豪快な中にも繊細さがあり、荒々しいエネルギーを放出する浮世絵をダイナミックに魅せる空間。
錦
役者の真の姿に迫る、謎の絵師・写楽「大首絵」の世界。
浮世絵展第七幕は、彗星の如く現れた謎多き絵師・東洲斎写楽の「大首絵」をダイナミックに魅せる空間。
藍
世界で「ジャパン・ブルー」と絶賛され、その美しさに多くの人が魅了される「藍色」。
浮世絵展第一幕では「藍」をテーマとした葛飾北斎や歌川広重をはじめとする浮世絵師が描いた、大海や荒波の作品をダイナミックに魅せる。
雅
浮世絵展最終幕のテーマは「雅」。この最終幕では、江戸時代に庶民からも愛された、圧倒的なお江戸ポップカルチャーだった浮世絵の中でも、特に鮮やかでポップな作品を厳選し、煌びやかに彩る空間。
麗
美しい色使いで圧倒する桜の世界、繊細に表現された美人画の世界を巡る。
浮世絵展第三幕では「麗」をテーマとした浮世絵に描かれた日本女性の美しさを、大昔から愛される桜をメインとする花と共に華やかに彩る空間。
遊
浮世絵展第七幕のテーマは「遊」。
大きなテーブルに映し出される、歌川国芳をはじめとする浮世絵師の遊び心が溢れる、ユニークな擬人画やだまし絵をメインに、浮世絵を触って楽しむインタラクティブな空間。
まとめ
「空間体感!動き出す浮世絵展 NAGOYA」は、2023年7月8日から8月28日まで金山南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館)で開催さていれます。時代を超えて世界を魅了し続ける浮世絵の傑作の数々がダイナミックに躍動する期間限定のイマーシブ(没入型)展覧会を、ぜひお楽しみください。
名称 | 空間体感!動き出す浮世絵展 NAGOYA |
会場 | ⾦⼭南ビル美術館棟(旧名古屋ボストン美術館) |
会場住所 | 愛知県名古屋市中区⾦⼭町1-1-1 |
公式サイト | https://www.ukiyoemotion.com |
チケットや詳細な情報は、公式ウェブサイトにて、ご確認ください。