少しずつ暖かくなり、春の足音が聞こえてくる季節になりました。
3月3日は「桃の節句」ですね。
実はここ名古屋・愛知には、全国的にも珍しい伝統菓子や、大名家ゆかりの豪華絢爛なお雛様など、独自のひな祭り文化が根付いています。今回は、知っているようで知らない由来から、名古屋で絶対に外せないイベントまでたっぷりご紹介します。
由来と食べ物に込められた願い


ひな祭りの正式名称は「上巳(じょうし)の節句」。
古来中国では、3月の初めの巳の日に、水辺で身を清める習慣がありました。これが日本に伝わり、自分の穢れを人形に移して川に流す「流し雛」を経て、今のひな飾りへと変化したと言われています。
なぜ「桃」なの?
桃の木は、古くから邪気を払う不思議な力がある「仙木」とされてきました。女の子を災いから守るために、桃の花を飾るようになったのです。
はまぐりのお吸い物の意味
はまぐりの貝殻は、もともと対であった殻以外とは絶対に合わないことから「一生一人の人と添い遂げられますように」という良縁の願いが込められています。
伝統菓子「おこしもの」とは?


名古屋周辺(尾張地方)で育った方にとって、ひな祭りといえばこれ!と言われるのが「おこしもの(おこしもん)」です。
どんなお菓子?
米粉を熱湯で練り、木型(鯛、扇、桃など)に押し込んで形を整え、蒸し上げたお菓子です。蒸した後に食紅で色づけされた鮮やかな見た目が特徴。
食べ方は?
そのまま食べてもモチモチして美味しいですが、少し時間が経って硬くなったら、トースターなどで焼き、砂糖醤油をつけて食べるのが名古屋流!
どこで買える?
2月下旬頃から、名古屋市内の老舗和菓子店やスーパーの特設コーナーなどで手に入ります。
【2026年】名古屋で楽しむ「雛めぐり」イベント

名古屋市内・近郊には、歴史の重みを感じる素晴らしいひな祭りイベントが目白押しです。
徳川美術館「尾張徳川家の雛まつり」
名古屋が世界に誇る「徳川美術館」では、毎年恒例の特別展が開催されます。
尾張徳川家代々の姫君たちのために作られた、高さ2メートル、幅7メートルにも及ぶ巨大な「段飾り」は圧巻の一言!細部まで精巧に作られたミニチュアの道具類は、当時の豪華な暮らしを今に伝えます。
| 施設名 | 徳川美術館 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市東区徳川町1017 |
| 開催期間 | 2月7日 ~ 4月5日 |
| URL | 特別展:尾張徳川家の雛まつり |
名古屋城「本丸御殿のひな飾り」
復元された豪華な本丸御殿の中で、歴史を感じるひな飾りが展示されます。豪華な障壁画と共演するお雛様は、名古屋城ならではのフォトスポットです。(文化のみち 雛巡りスタンプラリー)
| 施設名 | 名古屋城 |
| 所在地 | 愛知県名古屋市中区本丸1−1 |
| 開催期間 | 2月7日 ~ 3月8日 |
| URL | 文化のみち 雛巡り |
博物館 明治村
明治時代の建築物が並ぶ村内で、明治・大正期のクラシックなお雛様が展示されます。レトロな雰囲気の中での雛めぐりは、タイムスリップしたような気分に。
| 施設名 | 博物館 明治村(三重県庁舎) |
| 所在地 | 愛知県犬山市内山1 |
| 期間 | 2月14日~3月15日 |
| URL |
瀬戸市「陶のまち 瀬戸のお雛めぐり」
陶磁器の街・瀬戸では、高さ4メートルのピラミッド型に並ぶ「ひなミッド」が有名です。瀬戸焼で作られたお雛様など、焼き物の街ならではの展示が楽しめます。
| 施設名 | 瀬戸蔵など |
| 所在地 | 愛知県瀬戸市蔵所町1番地の1 |
| 期間 | 1月31日~3月8日 |
| URL | 陶のまち 瀬戸のお雛めぐり |

