2月11日は「建国記念の日」。
祝日であることは知っていても、その意味まできちんと説明できる人は多くありません。建国記念の日は、日本という国の始まりに思いを馳せる日。その中心にいる存在が、日本の初代天皇とされる 神武天皇 です。今回は、建国記念の日の基本を押さえつつ、名古屋から行きやすい神武天皇ゆかりの神社「知立神社」を紹介します。
建国記念の日とは何の日?
建国記念の日は、日本の建国を記念する国民の祝日で、毎年2月11日です。『日本書紀』では、神武天皇が即位した日が紀元前660年2月11日とされています。
ただし日本では、この日を「建国記念日」とは呼びません。史実として建国日が確定しているわけではなく、神話・伝承に基づく日付であるため、あくまで「建国を記念する日」として「建国記念の日」という名称が使われています。
名古屋から行きやすい神武天皇ゆかりの神社「知立神社」

実は、名古屋周辺には神武天皇をお祀りする神社は多くありません。その中で、神武天皇とその父母・祖神までをあわせて祀る知立神社は、この地域では数少ない存在と言えます。平安時代の『延喜式神名帳』にも記載された式内社で、三河国二宮として長く信仰を集めてきました。江戸時代には東海道の宿場町に位置し、旅人の安全を祈る神社としても知られています。

知立神社の御祭神と神武天皇との関係

知立神社の大きな特徴は、神武天皇と、その父母・祖父にあたる神々をあわせて祀っている点です。
- 鸕鷀草葺不合尊 ― 神武天皇の父
- 玉依比売命 ― 神武天皇の母
- 彦火火出見尊 ― 神武天皇の祖父
- 神日本磐余彦尊(神武天皇)
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建国を、一人の英雄の登場としてではなく、命の系譜の始まりとして捉える構成になっていることが、知立神社ならではの特徴と言えるでしょう。
建国記念の日に知立神社を訪れるという選択
建国記念の日は、何かを派手に祝う日ではありません。日本という国の「はじまり」に思いを向ける日です。名古屋から無理なく訪れることができ、落ち着いた雰囲気の中で参拝できる知立神社は、その意味を実感するのにちょうど良い場所です。今年の2月11日は、名古屋から少し足を伸ばして、静かに参拝してみてはいかがでしょうか。
知立神社の概要
| 名称 | 知立神社 |
| 所在地 | 愛知県知立市西町神田12 |
| 御祭神 | 鸕鷀草葺不合尊、彦火火出見尊、玉依比売命、神日本磐餘彦命 |
| 創建 | 景行天皇の頃 |
| URL | https://chiryu-jinja.com/ |


