恵那神社|天照大神誕生の伝承にゆかりを持つ岐阜・恵那の古社

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名古屋からの小旅行で「丸デブ総本店」で中華そばを味わい、洲原神社を参拝した後に訪れたのが、岐阜県恵那市にある恵那神社です。恵那山の麓に鎮座するこの古社は、天照大神の誕生に関わる胞衣(えな)伝承に由来する地名を持ち、古代から厚い信仰を集めてきました。境内には樹齢千年を超える夫婦杉がそびえ立ち、良縁・子宝・安産の御利益を授ける霊木として多くの参拝者を迎えています。恵那山を背景にした雄大な景観と神話が息づく神社は、名古屋からの日帰り観光にもおすすめのスポットです。

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歴史と由緒

恵那神社は、古代日本の神話と地名の由来に深く結びつく社です。「恵那」という地名は、天照大御神が伊邪那岐命・伊邪那美命から生まれた際、その胞衣(えな=胎盤)を納めたことに由来すると伝わります。すなわち恵那とは「胞衣」を意味し、神の誕生地として神聖視されてきました。

記録上では『日本書紀』『延喜式神名帳』などに登場し、恵那山を神体山として祀る山岳信仰と一体化した神社として知られます。平安期には朝廷からの崇敬を受け、戦国時代には武将や領主の庇護を受けて地域信仰の中心となりました。江戸時代には恵那地方総社の役割を担い、多くの参拝者を集めました。

また、古代より伊邪那岐命・伊邪那美命を主祭神とする神社は「国産み・神産み」の象徴として重んじられ、夫婦和合・子宝・安産といった祈願の対象となりました。

境内と夫婦杉

境内は静かで落ち着いた雰囲気に包まれ、参道を進むと古木の杉に囲まれた厳かな空気が漂います。特に有名なのが、岐阜県天然記念物に指定されている夫婦杉(めおとすぎ)です。

  • 樹齢:約1000年
  • 樹高:約55.8m
  • 幹周:約6.8m

この二本の杉は伊邪那岐命・伊邪那美命を象徴し、良縁成就・子宝・安産の御利益があると古来より伝えられてきました。参拝作法も定められており、男女がそれぞれ「夫杉」「婦杉」に触れて祈願し、その後拝殿で祈ると願いがかなうとされています。

概要

御祭神伊邪那岐命・伊邪那美命・天照大御神 ほか
創建伝承によれば景行天皇の御代(西暦71〜130年頃)
所在地岐阜県中津川市中津川 正ヶ根3786番地−1
駐車場あり(数十台収容可能)

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