愛知県稲沢市にある尾張大國霊神社 国府宮は、歴史と伝統を誇る神社です。毎年行われる「はだか祭」は、全国から多くの参拝者が訪れる壮大な神事として知られています。尾張国の総社としての由緒を持ち、厄除けや開運のご利益があることから、地元の人々にも親しまれています。本記事では、尾張国府宮の歴史や見どころ、アクセス情報などご紹介します。
尾張大國霊神社 国府宮とは
アクセス


尾張国府宮は、愛知県稲沢市に位置し、電車や車でのアクセスが便利です。最寄り駅は名鉄名古屋本線「国府宮駅」で、駅から徒歩約3分と非常にアクセスしやすい場所にあります。名鉄名古屋駅から急行を利用すれば、約10分で到着するため、名古屋市内からも気軽に訪れることができます。
車で訪れる場合は、神社周辺には参拝者用の駐車場が用意されていますが、台数に限りがあるため、混雑が予想される時期には公共交通機関の利用がおすすめです。特に「はだか祭」などの行事が行われる際には、臨時駐車場が設けられることもありますので、事前に情報を確認しておくと安心です。
歴史的背景や由縁など


尾張国府宮は愛知県稲沢市に鎮座する神社で、正式には「尾張大國霊神社」と称します。その歴史は古く、創建は不詳ですが奈良時代と言われ、『延喜式』にも記録が残る由緒ある神社です。


尾張国の総社としての役割
尾張国府宮は、古代の「尾張国」の総社としての役割を果たしてきました。総社とは、国司(当時の地方行政官)が赴任した際に、その地域のすべての神々を一か所に集めて祭祀を行うための神社のことです。尾張国府宮は、尾張国の中心的な神社として、歴代の国司や地域の人々から篤い信仰を集めてきました。


主祭神とご利益
尾張国府宮の主祭神は大國霊神で、五穀豊穣や厄除けのご利益があるとされています。また、国府宮には「儺追神事(はだか祭)」という全国的にも有名な神事があり、厄除け・開運の神社として多くの参拝者が訪れます。


尾張国府宮の境内には、静寂な社の中に六柱の神々が鎮座し、古来より国府宮の人々に崇敬され、代々お祀りされてきました。境内の東南には、以下の神社が整然と並び、それぞれの神々がご神徳を授けています。
司宮神社 – 猿田彦神
道開きの神として知られ、交通安全や事業成功の守護神とされています。
稲荷神社 – 倉稲魂命
五穀豊穣、商売繁盛の神として信仰され、特に農業や商業にご利益があります。
三女社 – 田心姫命、湍津姫命、市杵島姫命
宗像三女神として広く知られ、海上安全や芸能、福徳の神として崇められています。
白山社 – 菊理姫命
縁結びや和合の神とされ、人々の調和をもたらすご神徳があります。
居森社 – 素盞鳴命
厄除けや疫病退散の神として信仰され、力強いご加護を授けてくれます。
神明社 – 天照皇大御神
日本の最高神であり、国家安泰や家庭円満のご神徳をもたらします。
尾張大國霊神社 国府宮の概要
名称 | 尾張大國霊神社 国府宮 |
所在地 | 愛知県稲沢市国府宮1丁目1−1 |
御祭神 | 尾張大國霊神 |
創建 | 奈良時代 |
URL | https://www.konomiya.or.jp/ |
