節分や開運祈願で毎年話題になる「恵方」。2025年の恵方は「西南西」。今年、名古屋にお住まいの方には特に縁深い荒子観音が注目のスポットです。戦国武将・前田利家ゆかりの地として知られる荒子観音で、歳徳神のご加護を願いながら、新しい一年の幸運を祈ってみませんか?
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尾張四観音とは
尾張四観音とは、名古屋城を中心に四方に位置する荒子観音寺、龍泉寺、甚目寺観音、笠寺観音の4つの古刹で、いずれも千年以上の歴史を持つ寺院です。毎年、名古屋城から見てその年の恵方の方角に最も近い寺院が「恵方の観音様」とされ、2025年は「西南西」の荒子観音です。
尾張四観音では、恵方にあたる寺を参拝すると良い一年になるとされ、節分には厄除けや開運を願う御祈祷や豆まきが行われます。恵方は「十干」に基づき5年周期で巡るため、毎年違う寺院が恵方の寺となります。
名称 | 所在地 | 恵方の年 | 暦(十干) |
---|---|---|---|
荒子観音 | 名古屋市中川区荒子町宮窓138 | 令和7年 | 庚 |
笠寺観音 | 名古屋市南区笠寺町上新町83 | 令和8年/10年 | 辛・癸 |
甚目寺観音 | 愛知県あま市甚目寺東門前24 | 令和9年 | 壬 |
竜泉寺 | 名古屋市守山区竜泉寺1丁目902 | 令和11年 | 己 |
甚目寺観音|歴史と文化が息づく、尾張四観音筆頭 | THE ナゴヤ
甚目寺観音は、愛知県あま市に位置する真言宗智山派の寺院で、尾張四観音筆頭として知られています。推古天皇期に創建され、源頼朝や福島正則など歴史上の偉人たちとの深い…
恵方とは
恵方は、その年の歳徳神(としとくじん)がいる方角で、古来より吉方位とされてきました。歳徳神は陰陽道に由来する神で、福徳を司る存在と考えられています。日本では、古代から吉凶を占うために方角を重視する文化があり、特に節分の行事では恵方が重要視されました。恵方を向く風習が一般に広まったのは江戸時代頃とされ、商人たちの間で福を招くための習慣として定着しました。2025年の恵方は「西南西」。この方角を向き、願いを込めることで、歳徳神のご加護を受けられると伝えられています。
荒子観音の概要
名称 | 浄海山 圓龍院 観音寺 |
所在地 | 名古屋市中川区荒子町宮窓138 |
ご本尊 | 聖観世音菩薩 |
創建 | 729年 |
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荒子観音|円空仏で有名な尾張四観音の一つでもある天台宗のお寺 | THE ナゴヤ
奈良時代729年に創建された正式名称「浄海山 圓龍院観音寺」、徳川家康が名古屋城築城の際に、鬼門の方位にあたるこの寺を名古屋鎮護のお寺と定めた尾張四観音の一つです。…