2020年6月にオープン予定でしたが新型コロナウイルス感染拡大に伴いオープンが延期されていた『名古屋刀剣ワールド(名古屋刀剣博物館)』が、ついに2024年5月1日(水)に開館します!今回は、刀剣だけではなく甲冑や浮世絵の展示、フォトスポット、体験型シアターもあり様々な形で楽しめる刀剣ワールドについて紹介します。
刀剣ワールドって?
2024年5月1日にオープンする名古屋刀剣ワールドは、刀剣・甲冑・浮世絵・火縄銃・古式西洋銃が一体となったこだわりの展示だけでなく、等身大の甲冑武者・騎馬武者、迫力ある映像が映し出される体験型シアターやフォトスポットなどが設けられています。
刀剣においては、日本刀作刀の「五箇伝」と呼ばれる「大和伝」(奈良県)、「山城伝」(京都府)、「備前伝」(岡山県)、「相州伝」(神奈川県)、「美濃伝」(岐阜県)を網羅しています。
さらに、平安時代末期の古刀から現代刀までを揃えています。その中には、国宝や重要文化財に指定された美術品も数多くあり、歴史的にも美術的にも貴重な名刀を間近で見ることができます。
名称 | 名古屋刀剣ワールド|名古屋刀剣博物館 |
開業日 | 2024年5月1日(水) 10~17時(最終入館は16時30分) |
休館日 | 休館日:月曜日 ※月曜祝日の場合は翌日火曜日が休館日 |
入館料 | 一般:1,200円 シニア(65歳以上):1,000円 大学生・高校生:500円 中学生・小学生:300円 ※6歳以下は無料 障がい者(付添1名含む):無料 ※障害者手帳をご提示下さい 団体(20名以上):一般300円引/小~大学生・シニア100円引 |
住所 | 名古屋市中区栄3丁目35番43号 |
TEL | 052-262-6000 |
URL | https://www.meihaku.jp |
見どころ
刀剣などの展示
名古屋刀剣ワールドが所蔵する年代や地域もさまざまな刀剣を、特別展示室・企画展示室・常設展示室に展示室ごとのコンセプトで展示されます。浮世絵や書簡などと一緒に展示されることで歴史を感じられたり、貴重な名刀をじっくりと鑑賞するなど、展示室ごとに違った楽しみ方ができます。
特別展示室の主な展示品
・有楽来国光(国宝)
・刀 無銘 景光 織田弾正忠信秀摺上之(特別重要刀剣)
・刀 朱銘 来国光(重要美術品)
・太刀 銘 国宗(重要美術品)
・刀 無銘 伝正宗(特別重要刀剣)
・短刀 銘 国光(新藤五)(特別重要刀剣
企画展示室の主な展示品
・刀 無銘 伝吉岡一文字(重要美術品)
・刀 無銘 伝志津(重要美術品)
・刀 銘 井上真改 延宝五年八月日(重要美術品)
・刀 無銘 貞宗(特別重要刀剣)
・浮世絵 太平記美濃霧中大合戦
・書状 織田信長朱印状(池田勝三郎 他六名宛 消息)
常設展示室の主な展示品
・太刀 銘 豊後国行平作(特別重要刀剣)
・刀 銘 肥前国住人伊予掾源宗次(特別重要刀剣)
・刀 金象嵌銘 三原正広(特別重要刀剣)
・刀 銘 越後守藤原国儔(特別重要刀剣)
・金梨地鳳凰文海有鞍
・加州住八兵衛友清作 鉄地幸菱唐草文真鍮銀象嵌鐙
美術品展示エリアと体感・体験エリア
実際に日本刀を持ったり甲冑をかぶったりする体験ができたり、インタラクティブ映像による体験型シアターや、フォトスポットなどがあります。
甲冑武者ゾーン
甲冑武者や騎馬武者のリアルな人形と写真撮影ができたり、兜・陣羽織を着用しての写真撮影が可能なフォトスポットや刀の重さ体験コーナーなどもあり、刀剣・甲冑の世界を身近に感じられます。
映像シアター
壁3面を利用した迫力のある映像を投影したり、インタラクティブ映像を利用して体を動かしながら楽しむ体験型シアターゾーン。
甲冑展示ゾーン
約40領の甲冑が居並ぶ圧巻の甲冑展示。
主な展示品
・鉄錆地六十二間小星兜鉄錆地山道頭二枚胴具足
・練革空小札白糸威大鎧
・黒漆塗葵紋津山散蒔絵女乗物
・朱羅紗陣羽織
・丸に立葵紋陣羽織 など
その他
ミュージアムショップやカフェ&レストランもあります。ミュージアムショップでは【刀剣キャラクターグッズ】や【日本刀・甲冑関連グッズ】、【Tシャツやマグカップなど当館のオリジナルグッズ】の販売をしています。オンラインショップもありますので気になる方はこちらもチェックしてみて下さい。
本館2階にある和カフェ&レストラン「有楽」では、食事やドリンクの提供はもちろんのこと、店内には、月替わりで日本刀を1振展示。日本刀や歴史に関する書籍を自由に読めるブックカフェとしても利用できます。
名古屋刀剣ワールドを運営する【刀剣ワールド財団】による、刀剣・日本刀の知識を学べる『刀剣の専門サイト』もおすすめです!