名古屋市千種区にある日泰寺は、日本とタイの深い友好を象徴する超宗派の仏教寺院です。1904年の創建以来、釈迦のご真骨(舎利)を安置する寺院 として多くの参拝者が訪れます。日本各地の仏教徒のみならず、タイからの訪問者も多いのが特徴で、名古屋観光の文化・歴史スポットとして注目を集めています。
寺院名の「日泰」は「日本」と「タイ(泰)」の文字を組み合わせたもので、両国の仏教文化の交流と友好の歴史が息づく場所です。名古屋の中心街から少し足を伸ばすだけで、静寂と歴史深い空間を感じられるおすすめスポットです。
日泰寺とは
アクセス


日泰寺へは名古屋中心部から公共交通機関や車でアクセスすることができます。観光プランに組み込みやすい立地で、初めて訪れる方でも迷わず行けるアクセス情報を紹介します。
公共交通機関でのアクセス
- 地下鉄 東山線「覚王山駅」下車
1番出口から徒歩約15分で到着。周辺にはカフェやショップも多く、散策しながら向かうのもおすすめです。 - 名古屋市営バス「覚王山」停留所
JR金山駅方面から運行する金山11系統のバスを利用し、停留所から徒歩約10分です。 - タクシー利用
名古屋駅からタクシーで約25分程度の距離です。
車でのアクセス
- 名古屋IC・四谷IC・吹上東ICなど各高速道路出口から約10〜25分で到着。境内に駐車場(約100台)も完備しており、車でのアクセスにも便利です。
歴史的背景や由縁など


日泰寺の歴史は、お釈迦さまのご真骨(舎利)をめぐる。1898年にインド領内で発見された釈迦のご真骨は、考古学的調査によりその真偽が裏付けられ、東洋史上最大級の発見とされています。
このご真骨はタイ王国(当時シャム王国)のラーマ5世国王によりタイ王室に献上され、その後日本へと寄贈されました。ラーマ5世の意向は「特定の宗派に属さず、日本のすべての仏教徒が参拝できる寺院に奉安してほしい」というもので、それを受けて名古屋の人々の寄付と協力により日泰寺が建立されたのです。
寺名の「覚王山(日泰寺)」は、「悟りを開いた王」、つまりお釈迦さまへの敬意を込めたものであり、また「日(日本)」「泰(タイ)」両国の信仰と友好を象徴しています。
日泰寺は特定宗派に属さない超宗派の寺院であり、日本の仏教界全体で管理・運営されてきたという点でも非常にユニークです。
見どころ


ご真骨を安置する奉安塔
境内最大の見どころのひとつが釈迦のご真骨を安置する奉安塔(舎利塔)です。大正時代に建立されたこの塔は、設計にガンダーラ様式が取り入れられ、荘厳で印象的な姿を見せています。
本堂と国宝仏像
本堂には、ラーマ5世国王から贈られた釈迦牟尼如来(金銅仏)が安置されており、信仰の中心となっています。左右に配された絵画は名古屋の著名画家・髙山辰雄の作品です。
五重塔
境内には 五重塔 もあり、四季折々の風景とともに写真撮影スポットとしても人気です。桜の季節には、塔と桜を一緒に見ることができる名古屋らしい風景が楽しめます。
日泰寺参道と覚王山エリア
日泰寺へ続く参道は、カフェや洋菓子店、雑貨店などが並ぶおしゃれなエリアとなっており、散策しながら境内へ向かうのも楽しみのひとつです。参道周辺の街並みは観光客にも人気です。
毎月21日の縁日
日泰寺では毎月21日を縁日として開催し、露店や屋台が並ぶ賑わいを見せています。地元の人々にも親しまれる行事で、参道から境内まで活気のある雰囲気を体験できます。
御朱印・お守り
日泰寺では御朱印(300円)やお守り・お札の授与もあり、参拝記念として人気です。御朱印帳も数種類用意されています。参拝時間は朝5:00〜16:30で、御朱印受付は9:00〜14:00です(時間は変更の可能性あり)。


覚王山 日泰寺の概要
| 名称 | 覚王山 日泰寺 |
| 所在地 | 名古屋市千種区法王町1丁目1 |
| ご本尊 | 釈迦牟尼如来 |
| 創建 | 1904年 |
| URL | https://www.nittaiji.or.jp/ |


