今回は、地方競馬ファンにとって必見の「かきつばた記念」を紹介します!名古屋競馬場で開催されるこのダートグレード競走(Jpn3)は、2024年より2月下旬に行われるようになり、4歳以上の古馬たちが激闘を繰り広げます。2025年は2月24日に開催されます。名古屋競馬場の右回り1500メートルのコースで展開されるレースは、白熱のレース展開が魅力。かきつばた記念は、高知の黒船賞や大井の東京スプリントと並ぶ春の一大競走で、5月の船橋・かしわ記念(Jpn1)へのステップレースとしても注目されています。ぜひ現地へ足を運び競馬場の熱気を体感してみませんか?
かきつばた記念の歴史

かきつばた記念は、1999年に創設されました。当初はゴールデンウィークに行われ、距離は1400メートルでしたが、名古屋競馬場の移転に伴い2022年からは1500メートルに変更。また、2024年からは開催時期が2月下旬に移り、ハンデ戦からグレード別定戦に変更されました。
多くの有力馬が出走しており過去の勝ち馬には、トウケイタイガー、イグナイター、ウィルソンテソーロなどが名を連ねています。15年の勝ち馬であるコーリンベリーは、02年の勝ち馬サウスヴィグラスとの親子制覇で、ともにのちにJBCスプリント(Jpn1)を制しました。

コースの特徴

かきつばた記念のコースは、右回りのダートコース、1500メートル。移転前よりも最後の直線が長くなり4コーナーからゴールまでは240mあります。4コーナーは「スパイラルカーブ」を採用。「スパイラルカーブ」とは、3コーナーは緩やかなカーブですが、4コーナーはそれよりも急なカーブになっているコース形状のことを言います。「スパイラルカーブ」を採用したことと最後の直線が長くなったことで、4コーナー過ぎから馬群が広がりやすくなり、以前よりも差しが決まるようになりました。
と言っても、やはり前へ行く馬の方が有利だと思います。参考までに、現在の名古屋競馬場へ移転後の成績を掲載してお行きます。下のリンクから過去のレース映像も観ることができますので、興味のある方はご覧になってみて下さい。

過去の成績
2024年26回
1着 | 4枠 | サンライズホーク | M.デムーロ | 2人気 | 逃げ |
2着 | 6枠 | ヘリオス | 武豊 | 5人気 | 先行 |
3着 | 2枠 | スマイルウィ | 矢野貴之 | 4人気 | 先行 |
2023年25回
1着 | 6枠 | ウィルソンテソーロ | 川田将雅 | 2人気 | 先行 |
2着 | 8枠 | ドライスタウト | 戸崎圭太 | 1人気 | 先行 |
3着 | 6枠 | ヘリオス | 武豊 | 3人気 | 先行 |
2022年 第24回
1着 | 1枠 | イグナイター | 田中学 | 2人気 | 先行 |
2着 | 8枠 | ヘリオス | 武豊 | 1人気 | 先行 |
3着 | 3枠 | ラプタス | 幸英明 | 4人気 | 逃げ |

