1月29日（水）は旧暦で迎える新年「旧正月（春節）」です。中国をはじめ、韓国やベトナムなどアジア各国では大切な祝日として広く親しまれています。そんな旧正月の文化や歴史を知りながら、名古屋では1月11日～13日まで【第19回名古屋中国春節祭2025】のイベントが久屋大通公園で開催されました。今回は旧正月に関してまとめてみました。
旧正月とは、起源と歴史
旧正月（別名：春節）とは、中国をはじめとするアジア各国で、旧暦（太陰太陽暦）に基づいて祝われる新年のお祝いのことです。その歴史は非常に古く、中国では紀元前1600年頃に遡ると言われています。もともと農耕文化に深く根ざしており、一年の豊作を祈る行事として始まりました。特に、春の訪れを祝う「春節（しゅんせつ）」として知られ、現在も中国最大の祝祭日となっています。
旧正月の日付は、旧暦の正月初日にあたるため、毎年異なります。新月が基準となるため、1月21日から2月20日までの間で変動します。2025年の旧正月は1月29日。この日は家族が集まり、新しい年の幸運や繁栄を願う特別な日とされています。
また、旧正月には多くの象徴的な風習があり、例えば「紅包（ホンバオ）」と呼ばれる赤い封筒にお金を入れて贈る習慣は、富と幸運を分け与える意味を持ちます。また、獅子舞や花火は邪気を払い、新たな年を迎える準備として行われます。
旧正月は中国だけでなく、韓国の「ソルラル」やベトナムの「テト」など、アジア各地でそれぞれの文化に合わせた形で祝われており、日本の正月とはまた異なる魅力的な伝統行事として、世界中の人々を魅了しています。
2025年以降の旧正月はいつ？
| 西暦 | 日付 | 西暦 | 日付 |
|---|---|---|---|
| 2025年 | 1月29日 | 2030年 | 2月3日 |
| 2026年 | 2月17日 | 2031年 | 1月23日 |
| 2027年 | 2月7日 | 2032年 | 2月11日 |
| 2028年 | 1月27日 | 2033年 | 1月31日 |
| 2029年 | 2月13日 | 2034年 | 2月19日 |
名古屋で感じる旧正月イベント情報
1月29日の旧正月を祝う特別なイベントが、名古屋の栄・久屋大通公園で開催。今年で19回目を迎えたこのイベントは、中国で最も重要で盛大な祝祭日である旧正月を名古屋でも体感できる貴重な機会として、多くの人で賑わいました。会場には本場の味を堪能できる屋台が多数並び、餃子や小籠包、四川料理など、多彩な中華料理が楽しめ、また、獅子舞や伝統音楽のパフォーマンスなど、見どころ満載のプログラムが次々と繰り広げられ、訪れた人々を魅了しました。
来場者の笑顔が印象的だった今回のイベント。来年もきっとさらに盛り上がることでしょう！異国情緒あふれる旧正月の雰囲気を味わいに、ぜひ次回は足を運んでみてください。きっと素敵な思い出が作れるはずです！
| 開 催 | 第19回名古屋中国春節祭実行委員会 |
| 場 所 | 名古屋市中区栄３丁目 久屋大通公園 |
| 期 間 | 1月11日（土）・12日（日）・13日（月・祝） 10:00～17:00 |
| URL | https://www.n-cj.com/ |
