名古屋市中区にある大須観音は、真言宗智山派の別格本山で、北野山真福寺宝生院とも呼ばれています。日本三大観音の一つとして知られ、歴史と文化が息づく場所です。特に節分会は、毎年多くの参拝者で賑わいます。豆まきや福引きが行われ、厄除けと福を招く行事として親しまれています。大須観音の周辺には、大須商店街や仁王門通りなど、多くの飲食店や雑貨店が立ち並び、観光客にも人気のスポットです。今回は、大須観音についてと節分に行われる豆まきについて紹介したいと思います。
大須観音
アクセスは非常に便利で、名古屋市営地下鉄鶴舞線の大須観音駅から徒歩すぐです。また、名古屋市営バスの中巡回系統や名駅18系統の大須観音停留所からも徒歩圏内です。周辺には大須商店街や仁王門通りなど、多くの観光スポットがあり、観光客にとっても訪れやすい場所です。
名称 | 大須観音 正式名称:北野山真福寺寶生院 きたのさんしんぷくじほうしょういん |
所在地 | 名古屋市中区栄5丁目26−24 |
TEL | 0522417670 |
宗派 | 真言宗智山派別格本山 |
本尊 | 聖観音 |
URL | http://www.osu-kannon.jp/index.html |
簡単な歴史
大須観音は、当初、岐阜県羽島市に位置していました。1333年に能信上人によって創建され、1612年に徳川家康の命により、現在の名古屋市中区大須に移転。戦国時代には織田信長から500石の寄進を受けるなど、歴史的に重要な役割を果たしてきました。その後、1945年の名古屋大空襲で焼失しましたが、1970年に鉄筋コンクリートで再建。現在では、節分会や写経会などの行事が行われ、多くの参拝者が訪れる名古屋市の重要な文化財となっています。
豆まき
大須観音の「節分会」では、厄除けと福を招くために行われ、境内は多くの参拝者で賑わいます。大須観音の豆まきでは、大須観音では鬼の面が「宝」とされていることから『鬼は外』は言わず『福は内』の掛け声のみで行います。そして、この節分会には、例年ゲストとして地元の有名人や芸能人が登場します。さらに「節分宝船行列」が栄から出発し、宝船に乗った「七福神」や「福の神」の行列が久屋大通公園「希望の広場」から大須観音まで練り歩きます。大須観音に到着し「鬼追いの儀式」を行い大いに盛り上がります!
時間:午前10時〜午後6時まで
豆まき厄除祈祷:豆まき券1枚3,000円【枡付は4,000円】
最後に
実は節分は年に4回あるのですが、古来より立春前日の節分は特に重要視されており、邪気を祓うために豆を撒き、一年の無事息災を願います。何よりも、大きい声で豆を撒くと気分もスッキリしますので、とってもおすすめす!豆を撒いて開運厄除を祈願しに大須観音へ足を運んでみてはいかがでしょうか。